「ips細胞」

by okada
7月 02 2013 年

体のあらゆる細胞になる能力を持つips細胞(人工多能性幹細胞)が世界で初めて病気を治療する為の臨床研究に使われる事になりました。

目の難病である滲出型加齢黄班変性症(しんしゅつがたかれいおうはんへんせい)の治療する臨床研究で、ips細胞を使って目の網膜を再生します。

滲出型加齢黄班変性症とは、網膜の下部にある色素上皮が異常な血管により傷つき、視界がゆがんだり、視力が急激に落ちたりする病気で、国内では高齢者を中心に推定70万人の患者がいるそうです。

移植する細胞に癌につながる遺伝子の変異がないかを詳しく調べる事などを条件に国の審査も実質的に終了し、来年夏にも移植手術が行われる予定です。

 

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