「運動神経」

by okada
10月 25 2013 年

(はじめての野球教室with愛媛マンダリンパイレーツ) 

 

キッズ教室の保護者の方とお話をしていると「うちの子は運動神経がないんです」という言葉をよく耳にします。はたして本当なのでしょうか?

動作を巧みにこなす能力は一般的に「運動神経」と呼ばれていますが、保護者の方は運動会などのかけっこで走るのが速い子供は「運動神経がある」、遅い子供は「運動神経がない」と判断してしまいがちです。

しかし「運動神経がない」と思われていた子供が中学生になると持久走で大活躍したり、高校生での部活動で弓道やなぎなた、フェンシングやカヌーなどの競技で思わぬ才能を発揮したりする事がよくある話なのです。

当財団ではバスケット・ハンドボール・バドミントン・テニス・サッカー・タグラグビー・野球・水泳などいろいろな種目のキッズ教室を開催しています。ハンドボールを例にすれば、基本動作だけでも「走る」「捕る」「投げる」などがあり、走るという動作の中でも「速く走る」「ずっと走り続ける」、投げる動作でも「素早く投げる」「遠くに投げる」「ジャンプして投げる」などがあります。

ですから、好きなスポーツ種目が見つかり上手になっていく為には、いろいろな種目を体験し、そこから総合的な運動能力を育成していく事が大切なのです。世界で活躍するトップアスリートと呼ばれる選手達も、少年期にいろいろなスポーツをバランスよく体験している事が多いと言われています。

スポーツには「速く走れる」といった能力ももちろん必要ですが、オールラウンドな運動能力をバランスよく養成する為にも、子供さんにはいろいろなスポーツを体験させてあげて下さいね。ちなみに陸上部だった私は短距離走はそれなりに速かったのですが、持久走はまったくダメ!バレーボールやバスケットボールなどの球技はかなり苦手でした(笑)