(松山市総合コミュニティセンター体育館トレーニングルーム)
3月に開催される野球の国・地域別対抗戦、第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表選手28人が発表されました。
皆さんも野球選手がバッターボックスに入る前に〝素振り〟をしている姿を見たことがあると思いますが、あの動作は体を温めるウォーミングアップと同時に、「今からこのピッチャーのボールを自分のイメージ通り打ち返すぞ!」と確認作業を行っているのです。
私も野球選手の素振りと同じように、筋力トレーニングの最初の種目の1セット目は必ず軽い負荷で回数を多めに行い、肩や肘のポジショニング、足のスタンス、グリップの幅、どの筋肉を意識し、どのポイントで最大限に筋肉を収縮させるかを必ず確認をしてトレーニングをスタートしています。そうする事により身体と脳とが上手く連動し、トレーニング効果を最大限に得る事ができるのです。
卓球やバドミントンなどのラケットを使う運動はもちろん、水泳やランニングも同じです。ダイナミックな動作やスピーディーな動作を行なう前には、その動作に適した〝素振り〟を行い、身体の機能を運動に適した状態を作って下さいね。