Archive for 2024 年 8 月 9 日

「球は霊なり」

お知らせ, 中央公園, 野球 | by okada
8月 09 2024 年

(松山中央公園)

 

松山商業学校(現・松山商業高等学校)野球部の初代監督で、台湾の嘉義農林学校(現・国立嘉義大学)野球部を甲子園準優勝に導いた松山市出身の近藤兵太郎氏(1888~1966年)を顕彰する「球は霊なり」のモニュメントが坊っちゃんスタジアム正面玄関前に設置されています。

近藤氏は大正8年(1918年)に松山商業学校野球部と監督になり、翌年には同部を全国大会ベスト8に導くなど松商野球部第一期黄金期を築き、昭和3年(1928年)から台湾の嘉義農林学校を指導、昭和6年には甲子園に初出場して準優勝するなど、春夏5回甲子園に出場させて台湾野球の基礎を築いた名将です。

本日(8/9)坊っちゃんスタジアムでは、近藤兵太郎氏の台湾野球殿堂入りメモリアルマッチとして、「国立嘉義大学野球部vs四国地区大学野球連盟選抜チーム」の交流試合が開催されます(18時プレイボール予定)。入場は無料となっておりますので、是非この機会に球場でのナイターゲームをお楽しみください。たくさんのご来場お待ちしております。

 

「六角形卓球ラケット」

お知らせ, 卓球 | by okada
8月 09 2024 年

(坊っちゃんカップ・道後温泉卓球大会)

 

連日熱戦が繰り広げられている「パリ2024オリンピック」。卓球男子団体準決勝で日本代表と対戦したスウェーデン代表選手の六角形卓球ラケットが話題になっています。

国際卓球連盟のハンドブックに記載されているラケットに関する規定を見ると、「どのようなサイズ、形状、重さでも良いが、プレートは平坦で硬いものとする」と記載されており、他にも「少なくともプレートの厚さの85%は自然の木材を用いる」などいくつかは記載されていますが、思っていたよりシンプルなルールとなっているのです。

つまり卓球のラケットは条件さえ満たしていれば、どんなに大きかろうが小さかろうが、形もハート形や穴あきラケットであろうが違反になることはないのです。(国内大会では日本卓球協会が審査を行い、公認済のラケットしか使用できないそうです。)

この六角形ラケットの製造会社によると、大多数のプレーヤーにとって好ましい打撃エリアがラケットの先端にあることに注目し、この六角形ラケットでは先端部分の打撃エリアが一般的なシェークハンドと比較して約11%大きくなっており、重量が重くなりすぎないように下部を削ったことで角のある形になったということです。

また、楕円形のラケットと比較しても、より卓球台に近づけてのプレーが可能となり、卓球台に近い位置のボールもしっかりとラケットの打撃エリアでとらえて打ち返すことができるということです。4年後の「ロサンゼルス2028オリンピック」や、当財団主催事業の「坊っちゃんカップ・道後温泉卓球大会」でも六角形ラケットが主流になっているかもしれませんね。