束本遺跡

えひめけんまつやましつかもと
愛媛県松山市束本

 束本遺跡は石手川の左岸、標高約30mの段丘上にあり、旧石器時代や縄文時代の火山灰や炉跡、尖頭器が見つかっています。

 姶良丹沢火山灰は、今から約25,000年前に鹿児島湾を形成した姶良カルデラより噴出した火山灰で、束本遺跡で最初に降り積もった一次堆積層が平均20cm、河川堆積等による二次堆積が平均40cm検出され、一次堆積の検出は県内初です。

 鬼界アカホヤ火山灰は、約7,300年前に鹿児島県鬼界島で噴出した火山灰で、その下からは径1m、深さ2.5cmの焼けた土が見つかりました。周辺からは、赤色頁岩製の尖頭器(ナイフ形石器)が出土しており、この焼けた土は人々が使用した炉と考えられ、松山平野で最も古い遺構といえます。