岩崎遺跡

えひめけんまつやましもちだちょう・いわさきちょう
愛媛県松山市持田町・岩崎町

松山環状線(岩崎)道路建設にともない、1996年6月から1998年3月にかけて財団法人松山市生涯学習振興財団埋蔵文化財センターが発掘調査を実施しました。
調査の結果、弥生時代前期末~中・近世までの遺構が見つかりました。
調査では特に、弥生時代前期末から弥生時代中期初頭の大溝が見つかり、この地域に環濠によって囲まれた集落が存在する可能性があることがわかりました。
大溝は全部で3条あり、幅5m前後、深さ1.3~1.5mの大きなもので、 このうちの2条は同じ溝と思われ、集落の周りを囲む環濠としての機能が考えられています。
また、調査地から住居跡は見つかっておりませんが、環濠の内側からはたくさんの土坑(大きな穴)が見つかっています。

岩崎遺跡