『中村松田遺跡7次調査』 (松山市中村二丁目)で遺跡の発掘調査を行いました( 終了しました)。
調査地は、松山平野を西流する石手川中流域左岸の標高27.6mに立地します。周辺では、弥生時代後期の集落跡が見つかった釜ノ口遺跡、弥生時代から中世の集落関連遺跡が検出された中村松田遺跡、小坂遺跡など多くの発掘調査が実施されています。このうち、調査地の北方向20m~30m に位置する小坂遺跡3次、中村松田遺跡6次調査では、弥生時代から中世にかけての柱穴や溝などが見つかり、弥生土器、土師器、須恵器などが出土しています。 事前に実施された試掘調査の結果、溝や柱穴を検出し、土師器・須恵器が出土しました。これらのことから、弥生時代から古代にかけての遺跡の広がりが想定されます。