『北井門遺跡8次調査』 (松山市北井門三丁目)で遺跡の発掘調査を行いました。( 終了しました。)
造成工事に伴う事前の発掘調査です。調査地は、松山平野を西流する重信川中流域の右岸の標高22mに立地します。周辺は、弥生時代から中世にかけての遺跡が数多く見つかっている地域であります。北井門町内では、北井門遺跡として7回の調査が行われ、縄文時代から中世までの集落関連遺構や遺物など貴重な資料が得られています。調査地北方に近接する北井門遺跡5次、6次調査では、弥生時代の竪穴建物や平安時代の集落関連遺構などを検出しています。 事前に実施された試掘調査の結果、竪穴建物を検出しました。建物内からはカマドを検出し、カマド内からは土師器が出土しました。これらのことから、古墳時代中期の遺跡の広がりが想定されます。