006

数々の失敗品 登り窯のゴミ捨て場

松山市考古館蔵
出土地 まつやましきたうめもとちょう
松山市北梅本町
遺跡名 だばうばがたにようし
駄場姥ヶ懐窯址
解説文

《登り窯のゴミ捨て場 8世紀》

この土器は『須恵器(すえき)』と呼ばれ、登り窯を使用し、1,000度以上の高温で焼かれたものです。小野地区には、10箇所ほどの古代の登り窯が見つかっています。展示品は窯の中で高温に熱せられ、歪んでしまった失敗作です。失敗品は、灰原(はいばら)と呼ばれるゴミ捨て場に多く捨てられていました。